4月長野の旅 2日目_善光寺から川本喜八郎人形美術館へ 🍎

長野2日目の朝、予報通りの雨と霧さらに風も強く、前日計画した通りこの日のスキーは諦め早々と麓に降りて来ました。名残惜しいけれど🥲
上の写真は駐車場で見つけた ふきのとう。

湯田中温泉の側を流れる夜間瀬川沿いの桜並木。
信州は桜と水仙が同時に咲くのですね、あちこちで桜の根元に植えられていてました☺️

長野市にある善光寺までは中野から北信五岳道路を1時間くらい走ります。

善光寺は想像していた以上に大きな寺院で、ちょうどこの時期“御開帳”と言う7年に1度の大きな行事をされており雨にも関わらず、沢山の方がお参りされていました。

ご本堂の前に回向柱という大きな柱が立っていて皆さまこの周りに沢山集まられていました。
後で知ったのですが、この柱に巻かれている五色の綱は本堂の前立本尊と繋がっていて、柱に触れることでご利益があるそうです。
知らなくてせっかくなのに触れずじまいだった🤣

それから本堂を参拝し、お戒壇巡り(胎内巡りの様にお堂の地下を通る)も体験しました。真っ暗かと思っていたら、足元小さな灯りが灯っていたよ🤭
善光寺のお戒壇巡りは距離が45mもあり、ゴールまでなかなかたどり着かなかったです。

門前町では沢山のお土産屋さんや食べ物屋さんで賑わい楽しい所でした。
われわれも信州名物の“おやき”をよばれたよ。
お茄子や野沢菜、お肉が入っていて美味しかった。今度は焼いたのを食べてみたい。

この通りの裏にも江戸時代の街並みが多く残っていました。
参道は北国街道(善光寺街道)となっており、中山道の洗馬から越後へ続く脇街道の一部です。
どうして善光寺がこれほど大きな寺院なのかずっと不思議でしたが、きっとこの場所が北国街道の重要な拠点だったのかなと思いました。
北国街道は佐渡で採れた金を江戸へ運ぶ道だったそうです。

そして次に安曇野 大王わさび農場を目指し南へ走っていると、
なななんと、ナビ上に川中島の文字が!
これはもう寄るしかない、という事で行ってきました。川中島 古戦場
川中島とは千曲川と犀川に挟まれた三角地帯で、今は大きな公園になっています。

公園を入ってすぐに信玄公と謙信公の一騎討ちの像がありました、風林火山と毘沙門天。
運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり〜略〜by 謙信公 。かっこいい!

その昔大河ドラマで『武田信玄』見ました〜。1988。
中井貴一さんかっこよかったです。
時代考証も今とは比べ物にならないほど素晴らしく、とっても見応えがありました。
(といいつつ、もう何年もTV見ていないから今の番組良く知らないんだけれども、多分)
小学生だったあの頃 月曜日学校へ行くとみんな大河のモノマネしていたよ🤣 
この頃は戦国時代ブームでした。
上杉謙信公が主人公のお話は石坂浩二さん主演の『天と地と』というのがあって見てみたいな。原作は海音寺潮五郎さん。面白いこと間違いなし!

川中島の戦いって結局のところなんぞや?と調べてみると
どうやらこの地で5回ほど戦って、どちらが勝ったか今でも色々議論されているという、そんなお話。双方勝利を主張されていたそうな。

そして…千曲市といえば更科紀行 松尾芭蕉さん、ここにも句碑がありました。
“十六夜もまた 更科の郡かな”
姥捨から善光寺への途中、この辺りで詠まれた句だそうです。

更科というのはかつて千曲川沿いにあった地名で、更科蕎麦もこの辺りが発祥の様です。

池のほとりには長野市立博物館があった。

上杉の陣にて 明日の朝、霧は出るのでしょうか😂 霧の中から信玄公の前にぬっと現れてみたい。

それから姥捨、麻績を横目に見ながらを長野自動車道に乗り、安曇野にある大王わさび農場までやって来ました。

大王わさび農場は湧水を利用してわさびを栽培している農園で大正4年から昭和20年にかけて開拓して作られたわさび園です。
とても広くてわさび畑(浅くて綺麗な水の流れる川の畑、石が敷き詰めてありました)の周りが散策コースになっていました。
散策コース1は20分くらい、散策コース2だと50分ほどかかります。
ゆっくり時間のある時はひと回りしてからレストランでわさびのお料理を頂いたりすると楽しそうです。
農園の側を流れる蓼川という清流には水車小屋もありました。

わさびアイスはわさびの風味がした…。辛くは無かった。

お土産屋さんでは、チューブに入ったわさびや沢山のお土産があったけれど、わさびの葉っぱというのを買ってみました。
私はお料理作るのさっぱりなのだけれど、帰ってからグーグルで調べて醤油漬けなるものを作ってみました〜。
“辛くてほろ苦いお醤油味の何か”が出来上がったよ🤣
正解を知らないので、上手に出来たのかはわからない…。ふふ

安曇野を後に長野自動車道から中央自動車道に乗り、1時間と少し。
この旅のクライマックス、『飯田市 川本喜八郎人形美術館』へやって来ました。
いつか来てみたいとは思っていたけれど、まさかこんなに早く来られるとは。
感無量😭

建物の2Fがエントランスになっています。

孔明さんの木目込み人形

館内ではNHKで放送されていた『人形劇 三国志』、『人形歴史スペクタクル 平家物語』で使われたお人形が展示されています。

人形美術家 川本喜八郎さんが人形劇(浄瑠璃)が盛んな飯田市に人形をご寄付され設立された美術館です。

館内では学芸員さんがお人形の仕組みの解説を聞けたり、人形アニメーションが上映されていたりして、内容の濃い美術館でした。

清盛さん、義経さん、弁慶さんに文覚さん、平家の公達のお方々、
麻鳥さん蓬子夫妻は新・平家物語の架空のキャラなのですが、義経と常盤御前を繋いだりと重要な役どころ。
崇徳院をお慕いし讃岐まで行って笛を吹くシーンを思い出し号泣でした〜😭

三国志の方は、玄徳さん、関羽さん、張飛さんに孔明さんなどなど。錚々たるメンバーが集結していました。あ、そうそう赤兎🐴もいました。
私は趙雲さんおし。

大きさは文楽のお人形くらいで、お顔は革を伸ばして作られているものや、縮緬を使って作られている物など、細やかな手作業で製作されている工芸品でした。

お衣装もまた素晴らしく、織物や組紐に至るまでどの様にしてこれだけの素材を集められたのでしょうか。

平家物語は吉川英治さんの原作で風間杜夫さんや森本レオさんがお人形の声をされていて、三国志の方は谷隼人さん、石橋蓮司さんなどなど。
大体一人の俳優さんが4〜5役をされているので、聴き比べても面白いです。
例えば風間杜夫さんが平清盛、弁慶、維盛、那須与一をされていたりします。
見ていると表情のないはずのお人形(一部眉の動くもの有り)なのに人間の俳優さんが演じるドラマよりずっとずっと表情豊かに見えてきます。背中や指先までも。不思議。


平家物語はいくつか好きなドラマや映画があるのですが、
それにしても三国志はこの人形劇以外良いものを見たことがありません〜🤣 
ドラマも映画もなぜだか曹操閣下が変なおじさんになっていたり。
レッドクリフという映画もさっぱりがっかりだったよね。
俳優さんは最高の美男美女が集結してたのに…変なストーリーと配役。(私的にデス。ジョンウー監督 スミマセヌ😆)
しかしながら、唯一中村獅童さんはとってもカッコよかったです。
殺陣も出演者の中では一番だった。やっぱり時代劇(中国のお話でも)には歌舞伎役者さんすごく存在感がありました。

平家物語も三国志演義も面白そうな映画が出来るまでは、人形劇を見て吉川英治さんの原作を読むことにしよう。それしかない😆

美術館の近くにあった郷土料理のお店。
馬刺しと五平餅。美味しかった😋

われわれは地元の方がいてずっと昔からあるようなお店が好き。

駆け足で巡った長野の旅。次回 行ってみたいところがまた増えました。


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