2025年もよろしくお願いいたします🤗_12月顔見世に行ってきました


 あけましておめでとうございます🌅☺️🐍
ご挨拶が遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年はバッグ製作におきまして新しい機械や型が増え、ほんの少し製作環境が変化した一年でした。

これまで1箇所で行っていた裁断と縫製をそれぞれの専用スペースを作るなど作業場の配置がかわりまして、バッグの完成までお時間を頂く時期もございましたがようやく作業環境にも慣れてまいりました。

たくさんのお客様がバッグをご愛用下さり、時にはリクエストのお声がけも頂くなど、とてもありがたい1年でした。
2025年もお客様に喜んで頂けるよう丁寧にバッグの製作を続けてまいりたいと思います☺️


さて今日は1月13日、みなさまお正月はいかがお過ごしでしたか?
私は三が日は何も無く(親戚とかも少なくて🥲)4日に和裁教室の皆様方と文楽を見に行ったりしておりました。

そしていささか放置気味のこのブログですが昨年は東北旅行に行ったこと(2回も)や、着物で出かけた事、他にも書きたい出来事が沢山あったものの、パソコンの前に座ることが少なく写真だけがどんどん溜まってしまいました😅

今日はその中から先月12月に南座の顔見世に行ってきた日の日記を書いてみようと思います。

そうそう、俳人であられるお客様に教えて頂いたのですが顔見世は冬の季語だそうですよ。
江戸時代、役者さんがこの時期に契約更新をされていたそうで、今は南座だけでその雰囲気が見られるようです。なるほど12月が近づきニュースでまねき上げの様子が流れてくると途端に師走の雰囲気になります〜!

京都へは淀屋橋から京阪電鉄に乗って行きます。
今回は和装トートバッグを持って行きました。
荷物を入れたらこんな感じです😀
お昼は淀屋橋駅のコンビニで「とん蝶」を買いました。おこわを三角に包んである食べ物です。
大阪の人はみんなとん蝶が好きらしい😊
今年の南座顔見世は夜の部に行ってきました。
演目は

・『元禄忠臣蔵』「仙石屋敷」

 ざくーっとあらすじは、討ち入り直後の朝、泉岳寺に向かう途中四十七士が仙石伯耆守のお屋敷に立ち寄り討ち入りを語る…というお話なのですが、
なんと仁左衛門さんの大石内蔵助を筆頭に役者さん扮する四十七士全員がずらーっとお座敷に勢揃いするのです。あのお衣装で!
数えてみたけど本当に47名いたよ👀
すごい人数で圧巻でした。中車さんが堀部安兵衛を演じられていて、はじめて拝見しましたが、
キリッとかっこよかったです!


・『色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)』「かさね」

 こちらはイヤホンガイドの解説によると四谷怪談の元になった羽生村に伝わる伝説⁈のお話だそうです。
時蔵さん改め萬壽さんがもう本当に美しいやら怖い😱やらで見惚れてしまいました〜💓
大向こうさんも沢山来ておられて「よろずや〜っ」て何っ回も聞こえた😆👏


・『曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)』
 御所五郎蔵の隼人さん、ひたすらにめっちゃかっこよかったです🥹💓それなのにうとうとしてしまった🤫

・『越後獅子』
今回これを1番見たくて夜の部を取りましたー!
越後獅子、何でかわからないですが衣装とかすごく好きなんです。
鴈治郎さんの角兵衛獅子、一本歯の下駄で踊られるシーンはもう瞬きも出来ませんでした。越後の麻反物を両手に持ちダイナミックに振りながら舞わられる。

越後から江戸へ出て、旅の大道芸人さん達が明るくてリズミカルに踊られる背景の中に旅情や哀愁を誘う部分がふんだんにあり
好きな時代小説に軽業師や角兵衛獅子が出てくるのもあり、この舞踊が見られて本当に感激しました。

カーペットと同化中
夜の南座
道中着着るとこんな感じです。
南座限定三笠
三笠とは関西の呼び方でどら焼きの事です。
生八ツ橋の求肥が入ってて美味しいです😋
---------
それから、ここからは今回着ていった着物のお話なのですが、
なんと長着、道中着、長襦袢、初おろし(^-^)vでございます〜
そんな機械滅多になくて嬉しかったのでご紹介させて下さいませ。

今回の一番の大物⁉︎の道中着は大切な方より頂いたお羽織を仕立て直しました。
唐子ちゃんレトロ可愛でしょう😍!
昭和の着物は本当に贅沢な品物がたくさんですよね。柄行きや色使いも大胆で遊び心があると思う。今年は昭和100年なり…
こちらは丈の短いタイプのお羽織で肩身丈75cmくらいだったのが
今私が和裁のお稽古でお世話になっている先生に仕立てて頂いてなんと110cmになりました。ふくらはぎくらいかな。
襟の生地が足りないところデザインや見えないところで色々工夫を入れて下さったり、
とても良い感じに仕立てて頂けて大満足となりました。
和裁教室で、羽織ったりしていたらお教室の先輩方が「唐子の着物うちにもあるのよ〜私も仕立て直してもらおかな!」などおっしゃって下さったのも嬉しかったです。
着物は仕立て直しでまた生まれ変わって実用出来るので、何にどう仕立て直すか考えるのもとても楽しいです。

Before 仕立て直し前、お羽織だった時。
Before 羽裏も素敵だったのですが、全く足りないので別の着物の胴裏を羽裏の代わりに使いました。
Before トキハ縫いは近所の悉皆屋さんに出しました。
悉皆屋さんのお父さん(お店のお爺ちゃまの事です😅)は「昔のどっしりした生地やぁ」とおっしゃってました。ヤケもなく筋も残らず多分一度も着ておられなかったみたい。

長着は古い紬の反物で一昨年くらいから赤っぽい着物が着たくてたまたま見つけたものです。
古典柄を見つけるとついゲットしてしまいます。在庫が…😅
お襦袢は私が和裁教室で仕立てた物で、まぁ〜難しかったですが先生に見て頂きながら何とか着られる物になりました。(写真は袖を通す前です)
何度も縫い直したり、よく見ると縫い目よろよろな所が沢山ですが、衿も上手に(片方は先生が🪡)縫えてやっぱり本だけでは分からないプロの技を教えて頂けて(もう忘れたかも🤣)とても勉強になりました。
綸子の生地は本当に縫うのが難しいので私の様な和裁ビギナーの方だと最初は精華パレスとか夏の麻などが縫いやすいかと思います。
自宅で洗いたいので水通しをしてからアイロンをしました。
このタイプのアイロンプレス、長い反物にアイロンかける時すごく便利です。シンガーの古いものです。

という事でとりとめなく長々と昨年末の思い出でございました。


いつもご覧くださいましてありがとうございます
にほんブログ村のランキングに参加中です