3.29.2021

道成寺にいってきました_紅花紬と利休バッグ🌸🐲

 

こんにちは、Day After Dayです。
すっかり春めいてきた先日、和歌山県にある道成寺へ桜のお花を見に行ってきました。

大阪から日高川町 道成寺へは阪和自動車道を100kmくらい南へ走ります。
紀の川を超え、有田の蜜柑畑を眺めつつ、湯浅町を過ぎ高速道路を降りるとすぐに到着です。


道成寺は和歌山県で最古に創建された寺院(701年)だそう。

境内は高台になっており、まず正面の「道成寺の七不思議」62段の石段を登ります。
昔から「のぼりやすく おりやすい」と言われている階段は逆遠近法を用いて上に行くほど少し広がりを持たせて作ってあるそうなんです。

肉眼では真っ直ぐに見えるのですが、そうすることで登るときは近く(楽に)感じるのだとか。
この事は平成15年の工事の際に発見され、遅くとも江戸時代の石工さんがなされたのではないかという事です。
お参りに来られる人々が階段の登り下りをしやすいように、当時の職人さんが、誰も知らないところで心配りをされて石段を作られていたというお話、ずっとずっと忘れないでいようと思いました。


こちらの寺院はとても開放的で公園のような雰囲気です。
桜はエドヒガンザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ他にもいろんな種類がありました。
スケッチをされている方や、👴🏻👵🏻ちゃま、小さなお子様連れのご家族も。観光の方だけでなく地元の方ものんびり来られていていました。


道成寺といえば、文楽、お能、歌舞伎などなど ”道成寺物” と呼ばれる演目は優に100を超えるのだとか。
皆様はどの演目がお好きですか
京鹿子娘道成寺なんて、もうお衣装見ているだけでもうっとりですよね。お能のお衣装の鱗模様も素敵。あやかって鱗模様のお襦袢とか欲しくなる〜…違う?^ ^。

ちなみに私の一番好きな”道成寺物” は横溝正史先生の「獄門島」。えっ?(ヤメテ〜)
戦友に遺言を託され瀬戸内海の小さな島を訪れた金田一さん、そこで芭蕉の俳句になぞらえ美しい3姉妹が次々と・・・☠️キャ〜。 第2の事件でお芝居に使う道成寺の鐘が「むざんやな冑の下のきりぎりす」の俳句に見立てたトリックに使われているという…。
1977の映画版では女優さんがこれまた素敵でしたよ。大原麗子さん、うっとり〜。浅野ゆう子さん、かわゆい!
ハイ! いつもの 脱線スミマセヌ😆

境内には道成寺物の由来などもこんな感じで所々にたてられていて とてもわかりやすかったです。


こちらの素晴らしい桜の大木が入相桜だそうで、この桜のまわりで焼けた土も出土したのだとか…お おそろしい😱




そうして桜を見ながら奥へ進んでゆくと、本日のメインイベント”絵とき説法”をこちらの大宝殿という建物で聞かせて頂くことができました。

お坊様が 『安珍清姫の物語』の絵巻物をくるくると巻き取りながら、「清姫さまは60kmも離れた真砂(白浜の上流あたり)から日高川まで裸足で追いかけてくるなんて現代でいうストーカーですよねっ」なんて冗談を交えつつ最後にはありがたいお話を聞かせてくださいました。

実はこのお説法を聞くのは2度目なのですが、年月が経って以前とはまた違った心境で聞くことができました。何度訪れても良いですね。

館内には宝物も展示されていて、な な なんとこちらには国宝の仏様が3体も!
御本尊の千手観世音菩薩、日光菩薩、月光菩薩を初め20体近くの重要文化財の仏様を間近から拝観させていただくことができます。

私は四天王(多聞天や増長天)がコミカルで面白いなぁと思いましたが、仏像鑑賞がお好きな方、お詳しい方には特におすすめです^ ^



帰りはこちらの階段から来た道を戻ります。緩やかに下りやすく見えるでしょうか??

そうそう、清姫さまが安珍さんを追いかけてこの階段をのぼり大蛇となり鐘に隠れていた安珍さんごと焼かれたのち、二代目の鐘が作られましたが、その再興された鐘は雑賀攻めの際に持ち去られ、現在 道成寺には鐘が無いそうです。

ですが、門前のお土産屋さんには釣鐘がたくさん^ ^  名物 釣鐘饅頭の中には ちゃあんと餡(あんちん)も入っているんだってサ🤣(あ、変なダジャレはお坊様が言ってらしたのですよ、私じゃないョ)

門前のお土産屋さんにはフルーツ王国 和歌山ならではの美味しい柑橘もたくさんありました。
三宝柑、春峰、文旦などなど。
どれもこの辺りで採れた物で、露地物というのかな とても味が濃くてみずみずしいのです。文旦や小夏に目がない私は三宝柑がお気に入り。
爽やかな酸味があり柚子の様な香りがします。種がたくさんなんだけど、とにかく美味しいのでもし見かけられたらぜひお試しあれ^ ^


道成寺を後にしたわれわれは42号線をさらに南へ走り、白浜を通り過ぎ、富田川を超え、日置川の志原海岸まで。
清姫さまの逆ルートです^ ^ 熊野古道の大辺路ルートも所々重なります。

ここは、波に削られた岩や洞窟、玉砂利の美しいお気に入りのビーチ。
なーんにもない広いビーチはお散歩やお魚釣りをされてる方がぽつぽつといるくらい。
夏の夕暮れ時には地元の👵🏻👴🏻がテーブルをだしてきて、夕涼みをされていたり、のんびりと素敵な雰囲気なんです。

このビーチで太平洋に落ちる美しいサンセットを眺めた後、近くのお店で地元のお魚をよばれました。帰る頃には夜の海にいくつもの漁火が浮かび、こちらもまた美しく幻想的な眺めです。

志原海岸 千畳敷にて
帰路の紀の川SAにて 和歌山名物 グリーンソフトとパンダ🐼

紀伊半島は他にもお気に入りのスポットがたくさんありますので、またいつかご紹介したいです^ ^


この日は淡いピンク色の紅花紬とクリーム色の縮緬の帯。
とても暖かい日で、道中着は持っていきましたが一度も着ませんでした。南紀は南国ですね🌴



利休バッグはイタリアのジャカード生地で作りました。
光沢のある生地で黄色のお花柄の織模様です。


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3.20.2021

春夏ツイード 利休バッグ_YouTubeにも載せました🎬

 

こんにちは、Day After Dayです。

春夏ファンシーツイードの利休バッグが出来上がりました。
パステルカラーの生地でパッと明るくなりました☺️

大きさや生地の質感など少しでもお伝えできればと、動画も撮ってみましたので
お時間がございましたらYouTubeもどうぞご覧くださいませ。




今回使った生地はフランス、イタリア、日本より。
どれも白糸が入っていて、明るい雰囲気です。



持ち手はグリーンの革とオフホワイトの革を合わせています。
共布やバイカラー布を合わせることもありますが、やはり自分で持ち歩いてみて革やラミネート素材は気兼ねなく持てるところが気に入っています^ ^

こちらの生地は白をベースに光沢のあるグリーンの糸が格子柄に織られています。
革は淡い抹茶色のような草色のような…優しい色合いです。

こちらは光沢のあるフラッグヤーンが入っていてフワフワッと軽やかな雰囲気です。



上からみたところ。

今回はカメラで動画を撮ってみました、いつもながらツイードの意匠糸が光って撮影がとても難しかったです。
出来るだけ生地や素材の雰囲気をお伝えしたいなぁと思っておりますので、これからもどしどし撮影していきます 🎬😎 

Web Shopにも詳細写真も掲載いたしましたのでご覧いただけると嬉しいです。

※現在sold outのlight greenapricot orange
のバッグは次回追加予定です。

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3.13.2021

春夏の生地、製作中の利休バッグなど


 こんにちは、Day After Dayです。
ただいま工房では春夏の利休バッグを えっさ ほいさ と製作中です^ ^

本日はこれから夏にかけて使用する生地をご紹介させていただきます。

現在予定している物は写真のサマーツイードやカゴ風のコットンレーヨン生地などです。
だいたい3〜4種類ずつ製作予定で、新しく生地が入荷しましたらまたご紹介させていただきたいと思います。



今はこちらの4種類を製作中
(夜に撮影した写真で暗くてm(._.)m)

持ち手は今回も全て革を合わせています。
厚みを削って薄くしてから持ち手芯を包みこみます、そして縫い合わせてからさらに丸芯を入れ込みます。


こちらはファスナーサイドの革パーツを作っているところ。

芯を包んだところ。

最近の工房の様子でした。
また写真撮って載せられる様がんばります^ ^

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3.02.2021

船場のおひなまつり_練色 紬と和装トート🎎

こんにちは、Day After Dayです。
先日、大阪 船場界隈で開催されている『船場のおひなまつり』というイベントに行ってきました。
船場ゆかりの旧家のお雛飾りを街歩きをしながら通りから鑑賞ができるというイベントです。

さて この日は淀屋橋駅からスタート。
御堂筋沿いには淀屋橋から心斎橋まで彫刻が29も設置してあり、歩いているだけでもなかなか楽しいですよ。高村光太郎さんからロダンさん、佐藤忠良さんも。
(佐藤忠良さんはお客様の句集で知りました、大阪にもあったなんて^ - ^)

ずっと以前に誰かがこれらの像に赤いお洋服を着せてあげるというちょっと可愛らしい出来事もありましたよね^ ^ ある意味 昨今話題のバンクシーさん的かも🤣



そして御堂筋を後に、1分ほど歩いて到着したのは芝川ビルです。
こちらは1927年(昭和2)に建てられたビルで とってもオシャレなテナントがたくさん入っています。
最上階がギャラリーになっていて、芝川家のお雛様が展示されてありました。
ビルの中はレリーフから手すりまで当時のまま保存されていて、とても見応えがありました。


少し南に下り道修町(どうしゅうちょう じゃないョ どしょうまち デス!)を歩いて行くと
早速発見したのは田辺三菱製薬のお雛様。
(道修町はお薬の街です)

こちらはガラスとテラコッタで出来ている大きくて現代的なビルで、ガラスのエントランスにお雛様を飾ってくださっているのですが、
ビルが大きすぎてお雛様が ぽつん…と🤣。だけど近づいてみると とっても素敵でした^ ^
大きな段飾りの前には美しい小振りのお座布団が2つ。
伝統的な飾り方なのかな  この後鑑賞した雛飾りの前でも同じ様にお座布団を並べてありました。 小さなお子様用なのかも^ - ^。

お次は少彦名神社 神農さんです。
こちらはお薬の神様で、疫病退散!病気平癒!健康成就!に良いそうです。
お雛様は社務所のそばに展示してくださっていて、小さな茶道具やお草履などがとても愛らしかったです。市松さん用かな。

神社の入り口には「春琴抄」の碑があり、あ!この物語は道修町が舞台だったんだ。
船場といえば数々の文学、歴史の舞台になったところ、谷崎潤一郎作品ではやっぱり皆様「細雪」がお好きなのかな^ ^。
実は…ずいぶん昔学生の頃にに読み始めてはみたものの、あまりの長さにすぐ Give up🥊しましたです。春琴抄もだけど わたくし お子ちゃまなので よくワカランの。ゴメンチャイ。

ええっと名誉挽回⁈させていただくと…
谷崎潤一郎作品では少し前に「吉野葛」を読んで、ものすごく面白かったです。
(白洲正子さんの「かくれ里_吉野の川上」で少し触れられていたので読んでみました。)
奈良県 吉野が舞台の小説で、紀行文、歴史、歌舞伎がお好きな方におすすめです。
短いので読んでみてね。

お話それすぎ🙇‍♀️。
「細雪」は1983年版の映画も見たのですが、これもあんまり覚えてなくて(ごめんなさい、すみません、申し訳ナイ🤣)
1959年版(大映)もあるみたいなんで今度こっち見てみます!
京マチ子さん山本富士子さんが出演されているみたいだよ。女優さん方のお着物楽しみ♡

それから道修町を少し北に上がって 伏見ビルです。
ギャラリーのレトロな窓から覗かせていただくとたくさんの雛飾りが展示されていて
とても見応えがありました。
セピア色のお写真もため息が出るくらい素敵。
いとさん こいさん ごりょんさん 映画の中の世界だね!
大正12年に建てられたこちらのビルはもとはホテルとして使われていたそうです。


こちらの日本家屋は、伏見ビルから難波橋筋を挟んで斜向かいにある Cute Glass Gallery & Shopさんです。
明治時代創業の日本精工硝子株式会社さんのお身内の方がお住まいになられていた旧家をリノベーションされているとの事。

貴重で美しい硝子瓶のコレクションが奥にある蔵のギャラリーで展示されていました。
スタッフの皆様がガラス瓶や日本家屋の事を大変丁寧にお教え下さって、感激しました。

建物の至る所に古いものを残すため職人さんの手が入っていて、新旧 職人さん 建築家さんの技がこの建物に詰め込まれていましたヨ。
例えば柱を繋ぐ技(金輪継って言うのかな?)や、釘の跡を市松の寄木細工で隠してあったり。数々の匠の技を見学させていただけました。
 
右下 和室の地下に見えるのは防空壕で、当時貴重なコンクリートで作られたとか。大阪でもほんの少ししか残っていないそうです。

グリーンに光っているのは大正時代のウランガラス。
入り口にはガラスのお雛様も。
Shopの美しいガラスびんは1つから購入できるそうです。ジャムやコンポートなどにぜひ。

この後、アイケイビル、国元高麗橋ビル、神宗本店の雛飾りを通りから眺めつつ淀屋橋駅まで戻りました。

いろんな年代の豪華なお雛飾り、かつての船場の賑わいが垣間見られ、近代建築と現代建築の対比もいくつもの時代が同時に存在している様でとても素晴らしいイベントだと思いました。

今回マップに載っているお雛飾りは2〜3時間で半分ほど見学できたかな。
午後から出かけてささっと回れるかと思っていましたが、とても見所がたくさんでまた来年のお楽しみにします。

界隈のお料理やさんも限定メニューを出されていたり、3月3日には北新地の芸妓さんが舞を奉納されたりと関連イベントもあるようです。

芝川ビルにて
この日のコーディネートは練色の紬に絞りの名古屋帯を。
2月下旬の肌寒い日でしたが、オフィス街を歩き回って暑くなりちょうどよかったです。
バッグは試作で作った和装トートを合わせました。
あおりポケットにパンフレットも入ってこの形もなかなか使い勝手がよかったです。




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