新作 和装トートバッグ_ウィリアムモリスのAcorn_おにゅう峠と鯖街道🍁🐟


こんにちは、今日は10月31日明日からは早 霜月です、朝晩は肌寒くなってきました。
夕方南西の空には宵の明星がとてもきれいに見え、星が美しく見える季節になってきたようです。

先日に続き今日はウィリアムモリスのエイコーン(どんぐり)という生地で製作した和装トートバッグをご紹介いたします。

こちらの生地はモールヤーンで模様が織られたインテリアファブリック。
単色の織地で植物柄が浮き出て立体感のある素材です。


横から見るとこのような感じ。マグネットの開閉も可能です。


カラーはライトベージュで、アイボリーに近い色合い。

こちらは色違いのブルー。
明るい紺色、少しくすみのある落ち着いた青色です。

内側はざっくりと物を出し入れできるトートバッグ型で、ファスナーポケット、貼りポケットがあります。

いかがでしたでしょうか🤗
お時間がございましたらWeb Shopもどうぞご覧くださいませ。

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先日、おにゅう峠鯖街道に出かけてきました。
滋賀県 高島市 朽木から福井県 若狭 小浜のエリアです

Day After Dayはこの辺りの自然や独特の文化が好きで季節ごとに足を運んでいますが、今回は2年ぶり。久しぶりの朽木です。

鯖街道(針畑越え)は福井県小浜市から鯖などの海産物を京の都まで運んだ道。
おにゅう峠はその途中にある標高830mの峠で、滋賀県と福井県の県境です。
「京は遠ても十八里」…小浜から京都まで約72kmの道のりをかつて行商の方々が、峠や坂を越え京都まで行き交った道です。 

※鯖街道はいくつものルートがあり針畑越えはその一つ、京都まで最短ですが険しい道のりで今も古道が所々に残り、かつての雰囲気を垣間見ることができます。

現在はおにゅう峠から見る紅葉や雲海がとても有名で紅葉の季節には大勢のカメラマンさんや見物の方で賑わっています。

この日は峠から1時間ほど山道を歩いてトレッキング&山ご飯(お鍋)の予定でしたが
京都をすぎ花折峠に入った辺りから雨がぽつぽつと…。

この辺りは高島しぐれ、朽木しぐれと言われるほど雨の多い地域で、お天気予報に無い雨降りはよくあること。やむなく予定を変更して鯖街道を小浜までドライブをすることにしたのでした。(運動不足だからトレッキング無くなってホッ^ ^)

朽木小川
かつては茅葺きだったであろう三角屋根の家々が点在している。
また針畑川沿いには芒の群生地(茅場)がいくつもあり、これらを刈り取り屋根を葺くのに使われていたそう。どのお家も屋根の上部 破風には『水』という字が記され、これは火除けのおまじないだそうです。

風に揺れる芒はとても幻想的。

溝口健二監督「雨月物語」で京マチ子さん演じる若狭の住む朽木屋敷(跡)はこんな感じだったのだろうなぁと朽木へ来るといつも想像しています。
実際、ここから東に一山超えた湖西の辺りでロケをされたようで、大映映画ファンの私は撮影に使われた場所を探すのも楽しみの一つ。
「雨月物語」は近江から湖西、湖北の雰囲気がとてもよく表されていて、ロケーションだけでなくお衣装や小道具も本当に安土桃山時代を覗いているかのようなリアルさです。
田中絹代さんの辻が花のお衣装も叶うことならカラーで見てみたい。
(映画自体はカラーでも白黒でもそんなこと関係なく見てしまう作品、カメラは宮川一夫さん!)

おにゅう峠から京都への方角を見て。

眼下に見えている山の谷間が小入谷。大原、八瀬、出町柳へと続く道。
かつての難所も今は京都市内から自動車で1時間ほど。
雨上がり、谷間から雲が沸き立ち幽玄な景色が現れた。

おにゅう峠から福井 小浜方面を望む。
遠く若狭湾が見えている。
毎年3月2日 麓を流れる遠敷川では前回訪れた東大寺へお水(お香水)を送る『お水送り』が行われる。

鯖街道の途中、熊川宿はかつての街並みが保存されている。
江戸時代には1日1000頭もの牛馬が行き交ったといわれているそう。
現在は歴史ある建物にお土産やさんや、カフェが入り、美しい街並みを観光する方々で賑わっている。

熊川宿から国道22号線を北上すると田烏という小さな集落に出た。
万葉の里 田烏では二条院讃岐の姫というお方が流されて来られたと伝わっているそうです。
百人一首の「わが袖は潮干に見えぬ沖の石の…」のお歌で有名なお方がどうしてこの地に流されたかというと、父 源頼政公のあの以仁王の挙兵が理由のようでした。
ここで平家物語が出てくるとは…頼政公の最期を思い出して泣けてくるっ😭


田烏の高台に立ち若狭湾を見つめる小さな少年は“ひとやすみ坊や”と呼ばれているらしい。
福井県のいろんなところにいるそうなので次回福井を訪れた際には見逃さないようにしよう。幾つ見つけられるかな。

海浜自然センターにて

鯖を運んでみた。
すごく重いです。かつて行商のお方は30kg〜60kgの荷を担がれたそうですが…昔の人は凄すぎる!もしかすると天秤棒ではなくてリュックの様な感じで担いだのではないかな?ごうりきさんの様に。どうでしょう?
私が持ったレプリカは多分15kgくらいかなぁと思いましたが、籠がゆらゆらして歩けない、これで山道はムリー。持ち方も合ってるかちょっとわからないけれど、ほんと、凄すぎる。

食見海岸
複雑に入り組んだ美しいリアス式海岸。ここからさらに北上していくと三方五湖、常神半島に至る。
夕方の海岸を散歩して、ここから15分ほどの小浜の港町で鯖をよばれました。

次福井へ来るときはきっと雪が積もった頃、ダイナソーに会いにまいりましょう🦖⛷

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